第3回 レビューテクニック No3

前回はレビューを良くするちょっとした工夫として「再レビュー時のレビュー議事録使用禁止」についてお話ししました。 今回は第3弾です。今回もレビュー議事録がターゲットです。

【3】レビュー議事録には正しいことも記載する

<第1回>ではレビューは「誤りを指摘する品質向上工程」と書きました。 誤りを指摘する工程なので、指摘された誤りだけをレビュー議事録に記載したら良いのでしょうか。 私たちは誤りだけでなく「正しい」を判定したことも書くと良いと考えています。 仮に誤りだけをレビュー議事録に記載する場合、どんな問題の可能性があるのでしょうか。

レビュー効果が半減する可能性がある


誤りだけをレビュー議事録に記載する場合、1件でも誤りを指摘すると成果が上がったように感じます。誤りが残っていても成果ありと認識してしまいます。 レビュー議事録に記載するのは「指摘(誤り)」となっている場合、正しいと判定したことを書く事が出来ません。

「誤りを探す」と「内容があっているかの判断」は必ずしも一致するとは限りません。 本来レビューでは「内容があっているかの判断」を行うので、その結果は記載できたほうがいいでしょう。

レビュー議事録に記載されているのが指摘だけだと、指摘が出ていない部分をチェックしたのか、してないのかを忘れてしまうかもしれません。「正しい」を判定したことも書けば、少なくとも第3者がレビュー議事録を見た際にはわかりやすいはずです。

レビューでチェックしたという記録と レビューでのマインド低下を防ぐため、レビュー議事録には正しいことも記載しましょう。

 

ちょっとした工夫No1~3を加えたら

さて、今回まで3回で紹介したちょっとした工夫をレビュー議事録のフォーマットに加えてみましょう。

★1:指摘上限値を決めてレビューを実施しましょう。
★2:レビューの品質を保つために最低のレビュー時間を決めましょう。
★3:再レビュー時に差分レビューだけで終えてしまわないように決めましょう。
★4:正しいと判断した項目について正しいと記載するようにしましょう。

フォーマットに加えることで改善項目を浸透させることにさほど時間をかけず実施できるでしょう。

今日の結論

  • レビュー議事録には正しいことも記載するとレビューが良くなる
  • ちょっとした工夫で出来るレビューの改善がある
    • 指摘上限値を書くとレビューの質の低下や修正ミスを防げる可能性あり!
    • DR生産性を書くと正当なレビューが出来ているかの指標になる可能性あり!
    • DR範囲を書くと再レビューを差分レビューにすることを防げる可能性あり!
    • OKを書くと自問自答して”正しい”に対する責任を持つ可能性あり!

次回は「レビューテクニックNo4」ちょっとした工夫の最後の1つです。お楽しみに。

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