AWSコラム 第2回 AWS(Amazon Web Services) ストレージサービスの紹介

今回はAWS(Amazon Web Services)のストレージサービスについての紹介です。

ストレージサービスの種類

AWS(Amazon Web Services)のストレージサービスは、ストレージ、データ移行・転送、バックアップなど様々な用途にあったサービスを提供しています。導入費用がかからず、インフラのメンテナンスを不要なため、コストを削減できます。また、多くのセキュリティ標準やコンプライアンス認証をサポートしているため、セキュリティ面でも安心して利用できます。

・Amazon Simple Storage Service (S3)

・Amazon Elastic Block Store (EBS)

・Amazon Elastic File System (EFS)

・Amazon FSx

・AWS BackUp

・AWS Elastic Disaster Recovery(AWS DRS)

・AWS Snow ファミリー

・AWS Storage Gateway

Amazon Sinple Storage Service(S3)とは

◆S3の特徴

クラウド型のストレージサービスです。インターネット経由でアクセスするため、どこからでもアクセスすることができ、様々なユースケースで使用されます。
S3は保存した分だけ自動的に容量が拡張・縮小されます。1つのファイルは5テラバイトまでとなりますが、データ容量は無制限となります。
アクセス頻度は少ないですが、長期間保存する必要のあるような場合には、Amazon S3 Glacier ストレージクラスというアーカイブ用のクラスも用意されています。

◆S3の料金体制

使用しているストレージ容量、リクエストの量、データの転送などに対して料金がかかります。
一部の設定ではデータの取り出しにも料金がかかります。

◆ユースケース

静的コンテンツ(HTML・CSS、画像、動画など)の配信、バックアップデータ・アーカイブデータの保存など様々なユースケースで使用します。

Amazon Elastic Block Store (EBS)

◆EBSの特徴

EBSとはAmazon EC2インスタンスに接続できるストレージサービスです。
EC2とはAWSが提供する仮想サーバのことで、EC2に接続するストレージがEBSとなります。
基本的に1つのEC2インスタンスに接続して使用します。
EC2インスタンスにはインスタンスストアというストレージもありますが、これはインスタンスストアを停止するとデータが消えてしまいます。一方でEBSを使用するとEC2インスタンスを停止して、再起動した場合でも永続的にデータが保存されます。
容量はあらかじめ設定する必要がありますが、使用を開始した後に変更することが可能です。

◆料金体制

設定しているストレージ容量などに対して料金がかかります。1秒間の読み書きの回数(IOPS)や、単位時間のデータ転送量(スループット)についても、決められた量を超えると料金がかかります。

◆ユースケース

EC2インスタンスで永続化が必要なデータがある場合に使用します。

Amazon Elastic File System (EFS)

◆EFSの特徴

EFSとは複数のEC2インスタンスに接続できるストレージサービスです。
複数のEC2インスタンスでファイルを共有することができます。
EFSはファイルの追加と削除に合わせて、容量の拡張・縮小が自動的に行われます。

◆料金体制

使用しているストレージ容量と、単位時間のデータ転送量(スループット)などに対して料金がかかります。
一部の設定ではデータの読み取りと書き込みのアクセスに対しても料金がかかります。

◆ユースケース

複数のEC2インスタンスでファイルを共有したいときに使用します。

Amazon FSx

◆Amazon FSxの特徴

一般的に使用されているファイルシステムをAWSが提供するサービスです。
NetApp ONTAP、OpenZFS、Windows File Server、Lustreの4つから選択することができます。
FSxを利用することによって、使い慣れたファイルシステムを使用することができます。
そのため、既存のアプリケーションをAWSに移行する際に、同じファイルシステムを選択すれば、
より簡単にAWSへの移行をすることができます。

◆料金体制

使用するファイルシステムによって異なります。

◆ユースケース

使い慣れたファイルシステムを使用したい時に使用します。

AWS BackUp

◆BackUpの特徴

AWSの様々なサービスのバックアップを集中管理することができるサービスです。
サービスごとにバックアップを管理する必要がなくなり、バックアップのスケジュールなどを自動化できるため、コストの削減ができます。
バックアップの対象はEC2、ストレージサービス、データベースなどです。

◆料金体制

使用するバックアップストレージの量、転送・復元するバックアップデータの量などに対して料金がかかります。

◆ユースケース

複数のAWSサービスのバックアップの管理・自動化が必要な時に使用します。

AWS Elastic Disaster Recovery(AWS DRS)

◆Elastic Disaster Recoveryの特徴

災害時にアプリケーションを復旧させるサービスです。
AWS内にデータを継続的に複製しておき、災害などが発生した場合は、複製したデータに切り替えて、アプリケーションを復旧させます。
最新の時点に戻すだけでなく、以前の時点に戻すこともできるため、ランサムウェアからの復旧としても利用できます。

◆料金体制

複製が必要なサーバごとに1時間ごとに料金がかかります。
ストレージのサイズなどに左右されません。

◆ユースケース

オンプレミス、クラウドサービス、AWSサービスの災害対策が必要な時に使用します。

AWS Snow ファミリー

◆Snow ファミリーの特徴

物理デバイスを使用して、大量のデータをオフラインでAWSに移行するサービスです。
移行するデータの量によって、AWS Snowcone、AWS Snowball、AWS Snowmobileという3つのデバイスタイプを選択します。
Snowconeはテラバイト規模、Snowballはとペタバイト規模のデータを転送できます。Snowmobileはエクサバイト規模のデータを転送できますが、日本では利用できません。

◆料金体制

デバイスタイプにより異なりますが、ジョブ1件当たりのサービス料金、デバイスの使用期間、データ転送などに対して料金がかかります。

◆ユースケース

大量のデータをAWSに移行する必要がある場合に使用します。

最後に

このように、AWS(Amazon Web Services)のストレージサービスを使用することで、様々なユースケースにおいて、導入費用を少なく抑えながら、拡張性に優れたシステムを作ることができます。

弊社ではAWS関連の資格を持つ社員が多数在籍しており、導入時のコンサルティングから設計・構築・監視・保守管理まで行っております。

「AWSを使いたい、けれど運用するだけの知識や経験がない」「AWSで何ができるか知りたい」等ありましたら、是非お問合せください。

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