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データ活用

疎結合なデータやサービスを活用し、業務プロセスの最適化やデータの可視化を実現します。

自社内のデータを別のシステムで活用したい、外部のデータや端末のデータを活用したい等でお困りの場合は、お気軽にお問い合わせください。

主な事例

圧力センサーの強度状態を
ヒートマップで表示

DX事例008

課題

介護ロボットのアーム部分における感度調査を行うため、実際の圧力強度を精密に計測し、リアルタイムで視覚化する必要がありました。

試作段階だったこともあり、使用する機器は配線がむき出しの箱型装置でしたが、この装置には圧力センサーが複数搭載されており、各区画の圧力強度情報を出力していました。

このデータを効果的に収集し、分析する方法を構築する必要がありました。

解決策

圧力センサーから出力される圧力強度情報をUSBポート経由でシリアル通信を利用してリアルタイムに取得しました。

取得したデータは、点の情報として出力されるため、点間のデータを補完し、面状の圧力情報に変換する処理を実施しました。

その後、圧力強度に応じて赤から青のヒートマップを使い、圧力の高低を視覚的に表示しました。

このヒートマップは、圧力の変動を瞬時に確認でき、アームの動作がどのように圧力を加えているかを詳細に把握することができました。

また、圧力強度の変化を記録し、後から再生できる機能も追加しました。

これにより、実験中の圧力データを保存し、後で解析や再確認ができるようになりました。

主な対応内容

  • 圧力センサーとの連携
    圧力センサーからの圧力強度情報をUSBポート経由でシリアル通信でリアルタイムに取得
  • 点データから面データへの変換
    圧力情報を点ごとに取得し、面状の圧力分布として変換・表示
  • 圧力強度のヒートマップ表示
    圧力の高低に応じて赤から青のヒートマップでリアルタイムに視覚化
  • データの記録・再生機能
    圧力情報を記録し、後で再生できる機能を追加して、データの後処理と分析を支援

導入効果

介護ロボットのアーム部分が加える圧力の分布を明確に把握することができ、精密な感度調査が可能となりました。

また、データの記録・再生機能により、実験結果を保存して後で解析できるため、ロボットの動作調整や精度向上に役立つ重要なデータを収集しました。

このシステムの導入により、介護ロボットのアームの感度や力加減の調整がより高精度で行えるようになりました。

※商標について

記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。

記載されているシステム名、製品名等には、必ずしも商標表示((R)、TM)を付記していません。

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