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データ活用

疎結合なデータやサービスを活用し、業務プロセスの最適化やデータの可視化を実現します。

自社内のデータを別のシステムで活用したい、外部のデータや端末のデータを活用したい等でお困りの場合は、お気軽にお問い合わせください。

主な事例

カメラ映像を解析し、警告を判断する
コントロールユニットと連携

DX事例009

課題

車両のバックモニターにおいて、物体の侵入をリアルタイムで検知し、ドライバーに適切な警告を表示するシステムは、車両安全性向上に欠かせません。

しかし、カメラ映像とセンサーデータをリアルタイムで連携させ、警告ラインや感度情報を適切に表示するシステムの実証実験は技術的に難易度が高く、映像データとセンサー情報を正確に同期させる方法に課題がありました。

解決策

車載カメラ映像(NTSC映像)を活用し、リアルタイムで安全ラインや警告ラインを表示できるシステムを構築しました。

まず、カメラ映像は映像入力装置からVGA信号をUSB経由で受信し、QVGA解像度に変換して表示しました。

次に、レーザセンサーからの反応感度情報をシリアル通信で取得し、そのデータをグラフ表示しました。

また、COMポートを介してコントロールユニットとPC間でライン設定やライン情報を送受信することで、カメラ映像に表示された安全ラインに物体が侵入した際に警告を発出する機能を実現しました。

さらに、表示された映像や感度情報を記録できるようにし、後から再生して確認できる機能も追加しました。

これにより、実証実験データを保存し、後日解析や確認ができるようにしました。

主な対応内容

  • カメラ映像のリアルタイム表示
    NTSCカメラ映像をVGA信号からQVGA画像に変換して表示
  • 安全ライン・警告ラインの表示
    映像に安全ラインや警告ラインをオーバーレイし、物体の侵入を確認
  • レーザセンサーからの反応感度情報取得
    シリアル通信でセンサーからのデータを取得し、グラフで表示
  • コントロールユニットとPC間連携
    COMポートを介して、ライン設定や情報取得を行い、リアルタイム連携を実現
  • 映像とデータの記録・再生機能
    リアルタイムで取得したデータや映像を保存し、後で再生して確認

導入効果

バックモニター映像に警告ラインを表示し、物体がそのラインに侵入した際にリアルタイムで警告を発信できるようになりました。

また、センサーデータをグラフとして表示することで、ドライバーにとって視覚的にわかりやすい警告が可能となり、運転中の安全性を大幅に向上させることができました。

さらに、実証実験の際に記録機能と再生機能を活用することで、データを後から確認でき、運転支援システムの改善や解析に役立つ重要なデータを収集できるようになりました。

※商標について

記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。

記載されているシステム名、製品名等には、必ずしも商標表示((R)、TM)を付記していません。

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