EC

日本システム開発株式会社からECサイトに関するコラムをお届けします。

様々な規模のECサイトの構築やリニューアルを行っている弊社から、様々な情報を発信します。

日本システム開発の技術、
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ECコラム 第7回「ECサイト開業を成功させるためのポイント」(2/3)

前回のコラムでは、「実店舗とECサイトの特徴と違い」と「ECサイトの種類と仕組み」についてご紹介してきました。

今回のコラムではその続き、「ECサイトサービスの種類」についてご紹介してまいります。

EC構築サービスの種類

ECサイト構築サービスを簡単にまとめると以下のようになります。

  • パッケージ
  • オープンソース
  • ASPカート
  • クラウド

提供するサービスや売上目標の規模にもよりますが、上記のサービス選定し、ECサイトを構築していきます。

パッケージ

パッケージとは、ECサイトを運営するにあたって必要な機能があらかじめパッケージ化された製品のことを指します。

このパッケージには最初から商品管理や在庫管理、売上管理、カート機能など必要な機能が備わっています。

これを自社のサーバーにインストールすれば、一からシステムを開発しなくてもECサイトをスタートすることが可能です。

パッケージをベースとして構築することで、「その会社の独自性」を出すことができます。

独自性を出すため、また、より使いやすくするためにパッケージに備わっていない機能を追加させる際にはシステム会社に依頼をし、カスタマイズをして機能追加をしていくことになります。

メリットとしては、柔軟なカスタマイズが可能であることです。

反対にデメリットとしては、導入コストが他の導入サービスと比較すると高いことや、ゆくゆくは減少傾向があるが、年間の保守費用などのランニングコストが多くかかる場合もあることです。

パケージは、年商規模が1億円を超えるような比較的大きいECサイトを導入したい企業に採用されることが多いです。

◎弊社おすすめパッケージ

commerce21

こちらのパッケージの特徴としては、何十年も使用のできるパッケージです。

現在パッケージを使用していて、今後拡張できるようになりたいなどの要望でリニューアル時に選定いただくことが多いです。

年商100億円規模のECサイトでも可能です。

オープンソース

つぎは、オープンソースについてです。

こちらは企業や個人が開発した一般公開されている製品でライセンス費用がかからず、基本的なネットショップを構築することができます。

『EC-CUBE』というオープンソースが、国内で有名であり、このプログラムを利用して、カスタマイズしECサイトを構築している企業は多数あります。

ベースとなるプログラムに手を加えていく点はパッケージと似ていますが、オープンソースである分、パッケージ製品の費用分コストを抑えられることが特徴です。

また、プログラムの拡張性と豊富なプラグイン(関連サービス)があることと、

日本国内の開発と制作環境が充実しており、こちらを導入している企業はECサイトの規模の大小に関係なくさまざまです。

考慮しなくてはいけない点は開発にあたっては技術者が必要な点や不具合や障害があった際には自社の責任で対応しなければならない点となります。

オープンソースは、他社が作成したシステムを別の会社がそのまま引き継ぐ形なので、仕様面の理解やソースをゼロからチェックする必要などがあり、現実的に完全に引継いで拡張を続けるのはとても難しいです。

技術力やセキュリティ面で知見がないベンダーが構築してしまうと、システム障害や個人情報漏洩等の大きな問題に発展する可能性があります。

ここ数年でも多くのオープンソースで個人情報の漏洩事故が発生してしまっているのが現状です。

ベンダ選定時には、セキュリティ面の考慮など確認すると良いと思います。

◎弊社おすすめパッケージ

EC-CUBE

ASPカート

つぎは、ASPカートについてです。

サービスで挙げた4つのなかで、最も手軽に開業できるのが、このASPカートです。

ASPとは「Application Service Provider(アプリケーション・サービス・プロバイダ)」の頭文字をとったもので、アプリケーションソフトをインターネット経由で提供しているプロバイダのことです。

こちらは、プログラムやハードウェアなどは用意する必要がなく、インターネット環境さえあればすぐにでも出店ができます。

EC業界に新規参入する企業様や、自社ECサイトで年商1000万円以上を目指そうという企業様に利用されていケースが多いです。

メリットとしては、ASP事業者側でソフトウェアとハードウェアを管理してくれるため、常に最新の状態(自動アップデート)が保たれます。

また、導入費用が低く、短期間で始められるのが特徴です。

デメリットとしては、外部システムとの連携やの拡張性が低く、オリジナルのECサイトを構築するということが難しいものになります。

また、同じ製品を使用している別の会社側でアクセス集中など発生した際に影響を受けやすく、ユーザ側がサイトへのアクセスができないといったことも発生したりします。

クラウド

最後に、クラウドについてです。

ASPカートのメリットである【自動アップデート】とパッケージの良いところ【カスタマイズ性】を併せ持ったサービスがクラウドサービスです。

また、クラウドなら簡単にサーバー領域の増減を設定できるので、繁忙期に予想以上のアクセス数があり、サーバーに負荷がかかって、サーバーダウンしたり、パフォーマンスが落ちたりしないよう急速な対応ができます。

ECのサイトデザインや、外部システムとの連携等様々な機能も充実しているため、初めてECサイトを構築する企業におすすめされています。

クラウドECを導入する企業は、中規模~大規模のECサイトが多くみられます。

コストに関しては、ASPよりも高い月額数十万円のコストが基準になります。

EC構築サービスに関して次回コラムでは、「ECを開業する準備」と「まとめ」をご紹介してまいります。

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