ローコード

日本システム開発株式会社からローコードに関するコラムをお届けします。

様々なローコードツールでの実績に基づき、ローコードでの効率化の方法や簡単なロボットの作り方などを発信します。

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ローコードコラム 第3回「excelマクロとの違い」

マクロとは、Excelの機能の一つで、作業を記録し、自動的に繰り返させることができます。

ここでは、Excelマクロについてお話しします。

「マクロの記録」という機能を使うことで、ユーザーのExcel操作の手順を記録し、再現することが可能です。

Excek上の簡単な操作は、マクロの記録を使うことで簡単に自動化することが可能です。

マクロは、VBAという開発言語によって作られています。

VBAを駆使することで、複雑な作業も自動化することが可能です。

マクロはExcel業務でありがちな単純作業の繰り返しを自動化させるのに適しています。

「作業を自動化する」という点では、RPAもマクロも同じように見えます。

本コラムで、違いや共通点を確認していきます。

対応範囲

マクロの記録で記録できる範囲は、Excel上までとなります。

また、マクロの記録で記録しきれない範囲も、VBAを用いることで、AccessやWordなどのOfficeアプリケーション、一部のMicrosoft社製のソフトウェアの操作・自動化が可能です。

しかし、この範囲を超えたツールやシステムの操作には対応していないので、自動化できる業務には限界があります。

RPAは、PC上であれば基本的に操作するツールを問いません。

ツール間の連携も出来るので、様々なツールを経由する作業を行う場合でも一連を自動化することが可能です。

プログラム知識の必要性

データの集計やグラフの作成など、単純作業においては、マクロもRPAもプログラムを書く必要はありません。

しかし、Officeの操作や他ツール連携の場合、マクロは記録だけでは自動化できないので、VBAを用いてプログラムを書いていく必要があります。

一方、RPAの場合はテンプレートが豊富に用意されており、ある程度までは複雑なプログラミングをせずに作成できる場合があります。

ただ、高度な作業の自動化においては、RPAでもプログラム知識が求められる場合があります。

マクロとRPAの使い分け

Excelで完結する単純作業ならマクロで記録を

Excel上だけの作業で、マクロの記録で十分に自動化できる範囲であれば、マクロが適しています。

追加の費用もプログラム知識も必要ありません。

複数ツールの使用・大量のデータ処理はRPAを

複数ツールをまたいでの作業や、一度に大量のデータを処理するような作業には、RPAが最適です。

どちらの運用でも、非常に高度な作業の自動化では、プログラム言語(知識)が必要になってくることには注意が必要です。

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