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日本システム開発株式会社からECサイトに関するコラムをお届けします。

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ECコラム 第14回「QRコード決済“○○ペイ”サービス導入でECサイト売上アップへ」

はじめに

前回のコラムでは、様々な決済手段について幅広くご紹介しました。

今回は電子マネー決済の中に含まれる“○○ペイ”サービスについて、

その中でもPayPay、Amazon Pay、楽天ペイ、d払い、au PAYをピックアップし、ご紹介いたします。

“○○ペイ”はQRコード決済の一種

はじめに、“○○ペイ”とは何を指しているのかをご説明します。

“○○ペイ”サービスの多くはQRコード決済にあたります。

QRコード決済とは、

実店舗にて消費者がスマートフォンに表示したQRコードを店舗端末が読み取ること

または店舗に設置されたQRコードを消費者が読み取ることによって支払いが完了するという決済の仕組みです。

実店舗での決済手段としては主流になりつつあるQRコード決済ですが、ECサイトの運営においても無関係ではありません。

QRコード決済に紐づけられたアカウント情報を用いて外部サービスで決済を行うID決済が可能だからです。

ユーザーがID決済を行うメリットは大きく2つあります。
  1. アカウントへのログインのみで決済ができる利便性の高さ
  2. ECサイトにカード情報を登録しないため、情報漏洩やカードの不正利用の心配がないセキュリティの高さ

ユーザーにとって、新たにクレジットカード情報を入力することは面倒に感じてしまうため、強い購入意欲がない限り購入をやめてしまうことが多々あるようです。

そのため、ID決済はその利便性の高さからカゴ落ちを防止することができ

ECサイト運営者はコンバージョン率アップにつなげることができます

各種“○○ペイ”サービス

いよいよここから、各種“○○ペイ”サービスをご紹介していきます。

◎PayPay

PayPay株式会社が運営する決済サービスです。

定期的に大規模な販促キャンペーン実施しており、2023年6月時点でユーザー数は5800万人、加盟店数は300万か所を突破しました。

実店舗のある法人・個人事業主であれば誰でも申し込みができます。

PayPayといえば、実店舗にてQRコード決済を行うイメージが強いかもしれませんが、オンライン決済も可能です。

ECサイト上の支払い方法選択時にPayPayを選ぶと、PayPayアプリが自動的に立ち上がり、その後ワンタップで決済を完了することができます。

決済システム利用料は、PayPayマイストアライトプラン未加入で1.98%(税別)、PayPayマイストアライトプラン加入時1.60%(税別)です。

PayPay(オンラインストア)

https://paypay.ne.jp/store-online/

◎Amazon Pay

Amazonが提供するID決済サービスです。

Amazon Payの場合、以前Amazon.co.jpで商品を購入した際に登録した住所情報や支払い情報を活かして、商品やサービスの支払いができます。

先ほど“○○ペイ”はQRコード決済とご説明しましたが、Amazon Payは2022年1月末でQRコード決済サービスを終了したため、現在は実店舗でのスマホ決済はできないようです。

経済産業省の調査によると、

「過去1年以内に利用している又は利用したことがあるオンラインモール名」(複数選択可)では消費者の73.9%がAmazoon.co.jpを選択したという調査結果が出ています(『デジタルプラットフォーム利用事業者向けアンケート調査結果』より)。

ここから、約4人中3人がAmazonアカウントを発行済みであり、Amazon Payの利用見込みがあるといえます。

2021年10月現在、Amazon Payは1万数千社の販売事業者様が運営する10万以上のECサイトで利用することができており、現在はその規模をさらに拡大していることが推測されます。

決済手数料はデジタルコンテンツ以外3.9%、デジタルコンテンツ4.5%です。

◎楽天ペイ

楽天グループが提供するID決済サービスです。

楽天ペイでは、楽天会員が楽天以外のECサイトで、楽天IDに登録してあるクレジットカード情報を利用して簡単に決済を完了することができます。

楽天ペイ自体のユーザー数は公表されていませんが、楽天会員ID数は2018年6月時点で9870万人であり、

また先ほどご紹介した経済産業省の調査によると、消費者の73.6%が過去1年以内に利用している又は利用したことがあるオンラインモール名に楽天市場を挙げました

この調査結果から、Amazon Payと並んで幅広いユーザーへのアプローチが可能であることが明らかです。

楽天ペイの決済手数料は3.24%です。

◎d払い

株式会社NTTドコモが提供する決済サービスです。

ドコモの回線契約があるユーザーは、支払いをケータイ料金と合算することができ、回線契約がない人でもdアカウントの作成で利用が可能となり、クレジットカードや銀行口座との連携による支払いができます。

2023年4月25日で5周年を迎え、ユーザー数は5199万人、また決済・ポイント利用可能箇所は3月末時点で479万か所を突破しました。

d払いの決済手数料は2.6%です。

◎au PAY

KDDI株式会社が提供する決済サービスです。

d払いと同様に、auユーザー以外にもau IDの取得で利用することができます。

残高により支払いを行うため、クレジットカードや銀行口座などからチャージが必要です。

2023年3月時点で会員数は約3160万人、565万か所のポイント・決済加盟店で利用が可能です。

au PAYの決済手数料は2.6%です。

まとめ

今回は、代表的な“○○ペイ”サービスについて詳しくご紹介しました。

今や70代の8割近くがスマートフォンを使用しているともいわれます。

“○○ペイ”サービスを導入することで、スマホ決済になじみがある若年層から高齢者まで、幅広いユーザーの獲得が期待できます

日本システム開発株式会社では、様々な決済方法の導入実績がございます。

決済方法を増やすことにより、ECサイトの売上アップを実現しております。

ご興味のある方は、お気軽にお問い合わせください。

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