ローコード

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PowerPlatformコラム第16回【Power Appsの価格とプランを徹底解説!自社に最適な選択肢とは?】

日本システム開発株式会社はPower Automateを中心としたローコードサポートサービスを提供しています。


Power Appsは、Microsoft社が提供するローコード開発プラットフォームとして、多くの企業から注目を集めています。
プログラミングの専門知識がなくてもカスタムアプリケーションを作成できる点が大きな魅力ですが、導入を検討する際に避けて通れないのが価格の問題です。
本コラムでは、Power Appsの料金体系とプランについて詳しく解説し、自社に最適な選択肢を見つけるためのポイントを紹介します。

Power Appsの基本料金体系

Power Appsの料金体系は、企業のニーズに合わせて柔軟に選択できるように設計されています。

主に「Power Apps の開発者向けプラン」と「Power Apps Premium」の2種類が提供されています。

まずPower Apps の開発者向けプランは、開発やテスト目的で無料で利用できるプランです。

主な特徴としては、チームメンバーとアプリを共有可能、容量割り当ての増加、最大3つの環境を作成可能といった点が挙げられます。

一方、Power Apps Premiumは、企業や大規模チーム向けの包括的なプランです。

このプランでは、割り当てられたユーザーがPower AppsとPower Pagesを無制限に利用できる特徴があります。

ユーザーは事前構築済み、カスタム、およびオンプレミスのコネクタを使用して、様々なデータソースに接続することができます。

価格は1ユーザーあたり2,998円/月で提供されています。

また、2,000以上のライセンスを購入する場合の大規模導入向けのプランもあり、価格は1ユーザーあたり1,799円/月となっています。

※価格はコラム執筆時のものであり、変更される可能性があります。

 詳細はMicrosoft社HPをご覧ください。

 

Microsoft 365との関係

Power AppsはMicrosoft 365の一部のプランに含まれており、追加費用なしで基本機能を利用できる場合があります。

これは、すでにMicrosoft 365を利用している企業にとって大きなメリットとなります。

ただし、Power PagesやDataverseの利用など、一部の機能が制限される場合があるため、必要に応じて追加のライセンスを検討する必要があります。

従量課金プラン

上記の定額プランに加えて、Power Appsには従量課金プランも用意されています。

このプランでは、アプリの実行回数やデータ処理量に応じて料金が発生します。

利用頻度が低いアプリや、季節性のある業務に使用するアプリなど、常時利用しない場合にはこのプランが適しています。

従量課金プランを活用することで、コストを最適化しながら業務を行ううえで必要な機能を利用することができます。

プラン選択のポイント

Power Appsのプランを選択する際は、以下のポイントを考慮することが重要です。

  1. 既存のMicrosoft 365契約:現在のプランでPower Appsの基本機能が利用可能かどうかを確認します。
  2. 利用するアプリの数:多数のアプリを利用する予定がある場合は、ユーザーごとのプランが経済的です。
  3. ユーザー数:限られたユーザーのみがアプリを使用する場合は、アプリごとのプランが適しています。
  4. 利用頻度:季節性のある業務や利用頻度が低いアプリの場合は、従量課金プランを検討します。
  5. 必要な機能:高度な機能が必要な場合は、追加のライセンスが必要になる可能性があります。

これらのポイントを総合的に評価し、自社の状況に最も適したプランを選択することが重要です。

コスト最適化の戦略

Power Appsの導入を成功させるためには、コスト最適化の戦略も重要です。

初めは小規模なプロジェクトから始め、徐々に規模を拡大していくアプローチが効果的です。

例えば、1ユーザーごとのアカウントに紐づくプランをいくつか契約し、特定の部門向けのアプリを開発し、現場で実証します。

その後、費用対効果をしっかりと検証した上で全社的な展開を検討するといった方法があります。

 

また、定期的にプランの利用状況を見直し、必要に応じて調整することも重要です。

ユーザー数やアプリの利用頻度が変化した場合、より適切なプランに切り替えることでコストを最適化できます。

まとめ

Power Appsの価格体系とプランは、一見複雑に見えるかもしれません。

しかし、自社のニーズを的確に分析し、適切なプランを選択することで、コストを最適化しながらPower Appsの力を最大限に活用することができます。

小規模なプロジェクトから始め、段階的に規模を拡大していくアプローチを取ることで、リスクを最小限に抑えながら、Power Appsの可能性を探ることができます。

また、定期的にプランを見直すことで、常に最適な状態を維持することが可能です。

 

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