ローコード

日本システム開発株式会社からローコードに関するコラムをお届けします。

様々なローコードツールでの実績に基づき、ローコードでの効率化の方法や簡単なロボットの作り方などを発信します。

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PowerPlatformコラム第15回【Power Apps: 業務をより効率的にする具体的な活用事例】

日本システム開発株式会社はPower Automateを中心としたローコードサポートサービスを提供しています。

Power Appsは、ビジネスプロセスを効率化し、生産性を向上させる優れたローコードツールです。
その活用範囲は広く、様々な業種や部門でユーザー部門が自らアプリ開発を行うことができます。
今回のコラムでは、Power Appsの具体的な活用事例を紹介していきます。

営業部門における顧客管理

営業部門では、Power Appsを活用して顧客管理を効率化する事例が増えています。
例えばある製造業の企業では、営業担当者が顧客訪問の際に使用する「訪問記録アプリ」を開発しました。
このアプリでは、訪問日時、顧客名、商談内容、次回アクションなどを簡単に入力でき、さらにGPS機能を利用して訪問場所も自動記録されます。
入力されたデータはリアルタイムで共有され、営業チーム全体で最新の顧客情報を把握できるようになりました。
これにより顧客対応の質が向上し、商談のスピードアップにもつながっています。

人事部門での採用プロセス効率化

人事部門でのPower Appsの活用も注目されています。
ある大手小売企業では、採用プロセスを管理するアプリを開発しました。
このアプリでは応募者の情報管理、面接スケジュールの調整、評価フィードバックの収集などが一元化されています。
特に画期的だったのは、面接官がスマートフォンから直接評価を入力できる機能です。
これにより採用の意思決定が迅速化され、優秀な人材の確保につながりました。
また採用データの分析も容易になり、採用戦略の改善にも役立っています。

製造業界での品質管理の強化

製造業界では、品質管理にPower Appsを活用する事例が増えています。
ある自動車部品メーカーでは、生産ラインの品質チェックを行うアプリを開発しました。
このアプリでは、作業者がタブレットを使って各工程での品質チェック項目を確認し、結果を入力します。
不良品が発見された場合は、即座に管理者に通知が送られ、迅速な対応が可能になりました。
さらに収集されたデータを分析することで品質問題の傾向を把握し、予防的な措置を講じることができるようになりました。
これにより不良品率が大幅に低下し、顧客満足度の向上につながっています。

物流業界での在庫管理の最適化

物流業界でもPower Appsは活用の幅を広げています。
ある倉庫管理会社では、在庫管理と出荷プロセスを効率化するアプリを導入しました。
このアプリではバーコードスキャナーを使って商品の入出庫を記録し、リアルタイムで在庫状況を把握できます。
またピッキング作業の最適ルートを提示する機能も備えており、作業効率が大幅に向上しました。
さらにAPI連携を活用した外部のAIシステムを組み込んだ需要予測を行い、適正在庫量の維持にも役立てています。
この結果、在庫回転率が向上し、倉庫スペースの有効活用にもつながりました。

カスタマーサポート部門での顧客満足度向上

カスタマーサポート部門でも、Power Appsの活用が進んでいます。
あるIT企業ではサポート担当者が使用する「顧客対応アプリ」を開発しました。
このアプリは顧客の問い合わせ履歴、製品情報、よくある質問とその回答などが一元管理されています。
さらにAPI連携を活用して外部のAIシステムを組み込むことで、問い合わせ内容に応じた最適な回答を提案する機能も実装されました。
これによりサポート担当者の対応時間が短縮され、顧客満足度が向上しました。
また蓄積されたデータを分析することで、製品改善や新サービスの開発にも活用されています。

経営管理部門でのダッシュボード活用

経営管理部門では、Power Appsを活用して経営ダッシュボードを構築する事例が増えています。
ある中小企業は、各部門のKPIをリアルタイムで可視化するアプリを開発しました。
このアプリでは売上高、利益率、顧客満足度、従業員エンゲージメントなど、多様な指標がグラフや数値で表示されます。
経営陣はこのダッシュボードを通じて、会社の状況を一目で把握し、迅速な意思決定を行えるようになりました。
また部門間の情報共有も促進され、組織全体の方向性の統一にも役立っています。

まとめ

これらの事例からわかるように、Power Appsは様々な業務プロセスをより効率的することができ、企業の競争力を高める強力なツールとなっています。
その使いやすさと柔軟性によりIT部門だけでなく、各部門のビジネスユーザーが自らのニーズに合わせてアプリケーションを開発できるようになりました。
これはビジネスのスピードと効率を飛躍的に向上させる可能性を秘めています。

 

日本システム開発ではPower Appsを含めたPower Platformの導入サポートサービスにおいて幅広いニーズに合わせたご提案を行っています。
特にPower Automate、Power Automate for desktop(PAD)のサービスでは、研修や相談会といった内製化に向けたサポートに加え、弊社エンジニアが代わりにロボットを作成する外注的なサービスまで、トータルサポートすることが可能です。
Power Appsのサービスも提供の幅を広げているので、もし導入のご希望やお困りごと、Power Platform製品に関するご不明点等ありましたら、お気軽にお問合せください。

 

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