ローコード

日本システム開発株式会社からローコードに関するコラムをお届けします。

様々なローコードツールでの実績に基づき、ローコードでの効率化の方法や簡単なロボットの作り方などを発信します。

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PowerPlatformコラム第19回【Power AppsとPower Platformの連携活用】

日本システム開発株式会社はPower Automateを中心としたローコードサポートサービスを提供しています。


Power AppsとPower Platformの連携活用は、現代のビジネス環境において業務効率化とデジタルトランスフォーメーションを推進する上で非常に重要な役割を果たしています。
Power Appsは、Microsoft Power Platformの中核を構成する要素の一つであり、他のPower Platformツールと緊密に連携することで、その真価を発揮します。
本コラムでは、Power Appsと他のPower Platform製品との連携活用について、具体的な事例や方法を交えながら詳しく解説していきます。

Power Automateとの連携

まずはPower AppsとPower Automateの連携を紹介します。

Power Automateは、業務プロセスの自動化を実現するツールであり、Power Appsと組み合わせることで、アプリケーションの機能を大幅に拡張することができます。

例えば、Power Appsで作成した顧客管理アプリケーションに、新規顧客が登録されたときに自動的に営業担当者にメール通知を送信するフローをPower Automateで構築することができます。

これにより、顧客対応の迅速化と営業活動の効率化が図れます。

また、Power Automateを使用して、Power Appsで収集したデータを自動的に他のシステムやサービスに連携させることも可能です。

例えば、アンケートアプリで収集した回答データを自動的にSharePointリストに保存したり、Excelファイルにエクスポートしたりすることができます。

Power BIとの連携

次はPower AppsとPower BIの連携について紹介します。
Power BIは、データの可視化と分析を行うためのビジネスインテリジェンスツールです。
Power Appsで収集したデータをPower BIで分析することで、より深い洞察を得ることができます。
例えば、Power Appsで作成した案件管理アプリケーションのデータをPower BIでグラフ化することで、案件の進捗状況や成約率などを視覚的に把握することができます。
さらに、Power BIのレポートやダッシュボードをPower Appsに埋め込むことで、ユーザーは同じアプリケーション内でデータ入力と分析結果の確認を行うことができ、意思決定のスピードアップにつながります。

Microsoft Copilot Studioとの連携

Power AppsとMicrosoft Copilot Studioの連携は、カスタマーサービスの向上や社内ヘルプデスクの効率化に大きく貢献します。
Microsoft Copilot Studioは、独自のCopilot(Microsoft社が提供する生成AI)を、ローコードで簡単に構築できるプラットフォームです。
Power Appsで作成したアプリケーションにMicrosoft Copilot Studioで作成したCopilotを統合することで、ユーザーは操作方法や質問事項についてより自然な文章によるサポートを受けることができます。
例えば、社内の経費申請アプリにAIアシスタントを組み込むことで、申請プロセスに関する複雑な質問にも柔軟に対応し、ユーザーの利便性を大幅に向上させることができます。
Microsoft Copilot Studioの高度な自然言語処理能力により、単純な質問応答だけでなく、状況や背景を理解した上での適切な情報提供や問題解決が可能になります。

Microsoft 365サービスとの連携

Power AppsとSharePoint、Microsoft Teamsなどの他のMicrosoft 365サービスとの連携もDX推進において効果的です。
SharePointリストをデータソースとして利用することで、既存のデータ資産を活用しながら新しいアプリケーションを迅速に開発することができます。
また、Power AppsをTeamsに統合することで、業務プロセスをよりスムーズに進行させることができます。
具体的には、Power Appsのアプリ一覧から「Teamsに追加」を選択することで、簡単にアプリをTeams内に統合できます。
これにより、チームメンバーはTeamsのアプリセクションから直接アプリにアクセスできるようになり、必要な情報や機能を迅速に利用することが可能になります。

まとめ

Power AppsとPower Platformの連携活用は、単なる業務効率化にとどまらず、組織全体のデジタル変革を推進する強力な手段となります。
それぞれのPower Platform製品の特性を理解し、適切に組み合わせることで、ビジネスニーズに合わせた柔軟で強力なソリューションを構築することができます。
今後も進化を続けるPower Platformの可能性を最大限に活用し、組織の競争力向上につなげていくことが重要です。

 

日本システム開発ではPower Appsを含めたPower Platformの導入サポートサービスにおいて幅広いニーズに合わせたご提案を行っています。
特にPower Automate、Power Automate for desktop(PAD)のサービスでは、研修や相談会といった内製化に向けたサポートに加え、弊社エンジニアが代わりにロボットを作成する外注的なサービスまで、トータルサポートすることが可能です。
Power Appsのサービスも提供の幅を広げているので、もし導入のご希望やお困りごと、Power Platform製品に関するご不明点等ありましたら、お気軽にお問合せください。

 

また、2024年11月20日(水)に「Power Automate 入門セミナー」を開催いたします。
RPAとは何かという初歩的なお話から、Power Automate/Power Automate for Desktop(PAD)がどういった特徴を持っているか、実際に日本システム開発が作成したロボットの事例やライブデモを含めてご紹介します。
RPAの基礎知識を身につけたい方やいままでPower Automate/PADに触れたことがない方、RPAに1度つまずいてしまった方など、皆様お気軽にご参加ください。

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