AWS

日本システム開発株式会社からAWSに関するコラムをお届けします。

AWSとは何か、というような基本的な情報から、多岐に渡るサービスなど様々な情報を発信します。

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AWSコラム 第1回「AWS(Amazon Web Services)とは?」

今回から全六回に渡りAWS(Amazon Web Services)のサービス紹介コラムを連載していきます。

全六回に渡るAWS(Amazon Web Services)コラムに掲載する内容は以下の通りです。

第1回目の今回は、AWS(Amazon Web Services)とは何か、AWS(Amazon Web Services)のメリット・デメリットについて触れていきます。

AWS(Amazon Web Service)とは

AWS(Amazon Web Services)とは、アマゾンが提供しているクラウドサービスの総称です。

仮想サーバーやストレージ、データベースなどを提供しており、2022年現在200を超える様々なサービスを提供しています。

従来のオンプレミスでの構築に比べ、ITリソースを必要な時に使いたいだけ使い、必要がなくなれば開放するという使い方ができるため、システムの負荷などに応じてサーバーの台数やストレージの容量を簡単に増減することが出来ます。

AWS(Amazon Web Service)の豊富な機能

コンピューティング、ストレージ、データベースなどのインフラストラクチャテクノロジーから機械学習、AI、データレイクと分析、IoT などの最新鋭のテクノロジーに至るまで、他のどのクラウドプロバイダーよりもはるかに多くのサービスを提供しており、それぞれのサービスが豊富な機能を備えています。

より速く、より簡単に、より高い費用対効果で既存のアプリケーションをクラウドに移行し、想像できるものはほぼすべて構築することが可能です。

AWS(Amazon Web Service)のセキュリティ

AWS(Amazon Web Services)のクラウドコンピューティング環境は、現時点で最高レベルとなる柔軟性とセキュリティを発揮するよう設計されています。

AWS(Amazon Web Services)のコアインフラストラクチャは、軍隊、国際展開している銀行、およびその他高い機密性が求められる組織のセキュリティ要件を満たすように構築されています。

こうしたセキュリティをクラウドで実現するための強力なツールには、230 のセキュリティ、コンプライアンス、およびガバナンスのサービスと機能が含まれています。

また、AWS(Amazon Web Services)は 90 のセキュリティ標準とコンプライアンス認証をサポートしており、お客様のデータを保存する 117 の AWS(Amazon Web Services)のサービスすべてがデータ暗号化機能を提供しています。

AWS(Amazon Web Service)の業界シェア

AWS(Amazon Web Services)の業界シェアはアメリカの調査会社Synergy Research Groupおよびcanalysによると2021年第4四半期で33%と業界トップのシェアを持っています。

AWS(Amazon Web Services)と同じようにクラウドサービスインフラを提供しているMicrosoft AzureやGoogle Cloud Platformも有名ですが、それぞれ22%、9%のシェアとなっており、AWS(Amazon Web Services)がリードしている状態です。

AWS(Amazon Web Service)の業界シェア

AWS(Amazon Web Service)導入のメリット

インフラ資材の準備が不要

AWS(Amazon Web Services)はクラウドサービスなのでサーバーなどのインフラ資材を購入して設置するなどの準備が不要です。

そのため、AWS(Amazon Web Services)導入初日からサーバー構築でき、スピーディーなサービス展開が行えます。

従量課金制でコストを抑えられる

AWS(Amazon Web Services)はサービスの利用量に応じた従量課金制となっており、上記のインフラ資材購入費などの初期コストを大幅に減らせます。

また、料金を基準に細かくサービスをサイジングできるため、一定額以内で可能な限り高性能なサービスを展開することが可能です。

もし、AWS(Amazon Web Services)を使ったサービスを終了するとなった際も初期コストを回収できない心配をすることなくサービス終了の判断をすることができます。

幅広いサービスを少額でも利用できる

AWS(Amazon Web Services)はビッグデータ分析やAIを使うためのサービスなど幅広いサービス展開をしています。

初期投資がかかり中々手が出せないビッグデータ分析やAIを使ったサービスも従量課金制のためからサービスの規模に応じて少額からでも利用が可能です。

AWS(Amazon Web Service)導入のデメリット

使い方を間違えると利用料金が高くなる

AWS(Amazon Web Services)はWeb上で数クリックで手軽に構築ができ、あまり知識が無い人でも利用可能です。

そのため、間違えて超ハイスペックなサーバーを立てて高額な請求がされることもあります。

また、Gitなどにアクセスキーを公開してしまって、外部の者に不正利用され、高額な請求がされたというケースも発生しています。

従量課金制はときには高コストになる

AWS(Amazon Web Services)を長年使っているとストレージサービスに使わないゴミファイルが大量に放置されたり、使われているか分からないサーバーが停止されずに残っていたりと無駄に課金をしていることがあります。

そういったものを放置していくといつの間にか毎月の利用料が高くなり、コストパフォーマンスが悪くなってしまいます。

機密データを外部に置くことになる

AWS(Amazon Web Services)を利用するということはAWS(Amazon Web Services)のデータセンターにデータを格納するということです。

個人情報など扱いを気を付けないといけない機密データを他社に預けるということになりますので、個人情報を扱う際にはAWS(Amazon Web Services)にデータを格納することをプライバシーポリシーなどで周知するなど対応が必要になります。

また、AWS(Amazon Web Services)はグローバルなサービスのため外国にデータを格納する、ということもありえますのでその場合も対応が必要になります。

以上となります。

次回は、AWS(Amazon Web Services)ストレージサービスの紹介を行っていきたいと思います。

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