RPA

日本システム開発株式会社からRPAに関するコラムをお届けします。

様々なRPAツールでの実績に基づき、RPAでの効率化の方法や簡単なロボットの作り方などを発信します。

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RPAコラム 第6回「RPAは止まるツールである」

RPAは、膨大な業務を代行して行い、自動化してくれる便利なツールです。

幅広い分野の業務を自動化できるため、働き方改革に最適なツールです。

しかし、「RPAは簡単に導入し、運用できる」と誤認し、導入して失敗される方が多くいます。

中でも、「RPAが止まる」という点で悩まれている方が非常に多くいるのが現状です。

そもそも、RPAとは、作成してしまえばそのまま動き続けるツールではありません。

些細な事で簡単に止まってしまうツールでもあります。

本コラムでは、止まる原因について、分類しながら確認していきます。

RPAが止まる理由

システム側の影響に該当するもの(機器的エラー)

システムのアプデ、メンテナンス、ネットワークエラー、メジャーアプデなどRPAでの操作を想定しているツールやサイトが定期的なアップデートやメンテナンス、それに伴う画面や仕様の変化を起こすことがあります。

RPAは、あらかじめ設定された業務内容に従い、作業を実行するツールなので、操作対象が設定内容と異なる場合に対応ができず、エラーを出してしまいます。

頻繁なアップデートやメンテナンスを行うものを操作する場合は、
都度、RPA側の設定を変更する必要があります。

外部からの誤操作に該当するもの(人的ミス)

作業中PCに外部ツール等で干渉した、スクリーンセーバーが起動した、ファイル体裁を変えてしまった、ファイルに対する認識が誤っていたなどRPAは、作業中に別の処理などが邪魔してしまうと、止まってしまいます。

RPAが稼働しているパソコンのマウスを操作してしまったり、キーボード操作をするなど外部からの別の操作が入ってしまうと、作業結果がRPAが想定していたものと変わってしまうので、止まってしまいます。

また、参照するファイルが、設定されたアイコンや名前と異なっていても、合致するデータがないと認識し、止まってしまいます。

落とし込みの不足

プログラミングの知識がない方がRPAでシナリオを作る際に、非常に多くみられる理由です。

たとえ、同じような業務を行う場合でも、最初に作ったロボットの作り込みが足らなければ、他の業務に応用しようとしても、うまくいかず、止まってしまいます。

プログラミングを使わなくとも、プログラミングの知見をもって最適な手順を作ることができなければ、止まりやすく、応用の利かないロボットができてしまいます。

最適化の不足

RPAは状況に合わせて最適化をしていくツールです。

上記に当てはまらない理由でも、実稼働を行った際に、様々な理由でRPAは止まってしまいます。

その際に、動作環境に合わせて微調整を行い、状況に適応させていく必要があります。

正しく修正を行っていくことで、少しずつ止まる回数が減っていき、最終的にはほとんど止まらないツールになります。

まとめ

RPAは、面倒な単純作業や、大量の事務処理を自動化してくれる頼もしいツールである反面、些細なことで非常に止まりやすいツールでもあります。

止まらないRPAを作るためには、社内でRPAの特徴をよく理解するだけでなく、業務をRPAに落とし込み、エラーのたびに対応し、最適化を行っていけるような社内体制が不可欠です。

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