RPA

日本システム開発株式会社からRPAに関するコラムをお届けします。

様々なRPAツールでの実績に基づき、RPAでの効率化の方法や簡単なロボットの作り方などを発信します。

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RPAコラム 第12回「RPA導入問題 どのスタイルで導入するか」

企業規模、業界業種を問わず様々な企業で導入されているRPA。

同業種での成功例を参考に、導入に踏み切った企業も少なくないはずです。

そんなRPAのある重要な工程によって導入方法が2つに分かれるのをご存知でしょうか。

その工程とは、シナリオ開発です。

RPAの導入において、この部分が最もネックな部分であり、シナリオ開発が成功したかどうかがRPA化成功の可否を左右するといっても過言ではありません。

シナリオ開発には3つのモデルがあります。

内製化モデル

シナリオ作成を社内で行い、RPAを社内で完結させてしまう方法です。

本来、RPAは”ノンプログラミングでシステム化して効率化していく”事を目的としているので、ある意味これがRPAのスタンダードであるといえるでしょう。

常駐モデル

シナリオ作成を業者に依頼する方法です。

RPAの代理店などは、ツールの販売と同時にシナリオ作成や保守対応を行います。

対象の社内に常駐し、長い目で業務の分析から自動化までをサポートするのが一般的です。

外注モデル

シナリオ作成を業者に依頼する方法です。

代理店の中でも特殊で、リモート接続等でシナリオ作成のみを対応します。

シナリオ作成支援という形もありますが、今回は完全外注を想定します。

本コラムでは、このシナリオ開発の方法について、特徴を比較しながら紹介していきます。

内製化モデルのメリット

無駄な費用が掛からない

最初の研修こそかかりますが、移行は自社内で作ってしまうので、
所謂開発費用をかけずに運用することができます。

業務分析や保守といった、シナリオ作成に伴う部分も全て社内で飲み込んでしまえば、これらに本来かかる費用を大きく抑えることができます。

社内で確認がとりやすい

社内に必ずしもITの部門やRPAに詳しい人がいるわけではありません。

中途半端な知識でRPAを担当した場合、思うようにシナリオを作れない場合があります。

仮に研修を受けた場合でも、思うようなシナリオが作成できず、かえって業務に無駄な時間をかけてしまう恐れもあります。

内製化モデルのデメリット

質の悪いシナリオを作りかねない

社内に必ずしもITの部門やRPAに詳しい人がいるわけではありません。

中途半端な知識でRPAを担当した場合、思うようにシナリオを作れない場合があります。

仮に研修を受けた場合でも、思うようなシナリオが作成できず、かえって業務に無駄な時間をかけてしまう恐れもあります。

費用対効果が取れない

上記に付随する問題ですが、RPAだけでもかなりの費用をとり、研修にも投資をしたところで、業務の効率を上げることが出来なければ採算をとることが難しいでしょう。

たとえロボット作成からは費用が掛からないとしても、作成中は従業員は他の業務に打ち込むことはできません。

残業までして作ったものが手作業で賄える業務であれば、導入する意味はないでしょう。

常駐モデルのメリット

社内状況に縛られない

自動化したい業務によっては、セキュリティの関係で社外に持ち出せないものや、社内システムの様に物理的に持ち出し不可能なものもあります。

常駐対応であれば、担当者が直接会社に来て作成してくれるので、これらの問題をクリアすることが可能です。

相談から作成や支援まで幅広く見てくれる

常駐対応の場合は、中期から長期でRPAの対応をしてくれます。

制作にあたって全てを任せることもできますが、導入サポートという形でノウハウを提供、簡単なシナリオ作成までをレクチャーするといった支援も可能なので、RPA運用の目標に合わせてタイムリーにサポートを受けることができます。

常駐モデルのデメリット

費用面がかさむ

RPA自体、非常に大きな買い物です。

年間で継続的に費用が掛かるだけでなく、更に外注費用や保守費用までかけてしまうと、内製化とは別の方向で採算が取れなくなる可能性があります。

外注モデルのメリット

確実なシナリオを作成できる

外注業者も、基本的にはRPAのプロフェッショナルが対応します。

リモート等での対応であれば、部外者を社内に入れるといった問題もなくシナリオ作成をしてもらうことが可能です。

常駐に比べコストがかからない

シナリオ作成の外部委託という点では、常駐も完全外注も費用が掛かります。

しかし、外注は契約した業務に対しての費用を払うだけなので、人件費等に割く必要がない分安価に作成が可能です。

外注モデルのデメリット

トラブル対応が比較的遅い

RPA担当者が社内にいる内製化モデルに比べ、問題が発生してから対応、修正までの時間は長くかかります。

また、タイムリーに内容を汲んでもらえるわけではないので、認識のずれなども発生する恐れがあります。

まとめ

RPAのシナリオ作成は、内製化、常駐、外注全てにメリット、デメリットがあります。

「外注しつつゆくゆくは内製化」などと考えれば、それぞれのデメリットを負いかねません。

RPAを導入する際は自社の状況や予算を考え、どのスタイルが一番合っているのかをよく検討したうえで採用することが必要です。

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